柏エシディシ

スター・ウォーズ/フォースの覚醒の柏エシディシのレビュー・感想・評価

4.0
結論。良くやったJ.J。ありがとうJ.J。
約30年振りの仕切り直しとしては、理想的な一本だったと思います。

スターウォーズファンの「観たいもの」を遠慮無く、ぶち込みつつ、
より現代的で魅力的な新キャラクター達にスターウォーズサーガをバトンタッチするという、贔屓目抜きでも離れ業と言って良い仕事をしたと思います。

それでも、満点五つ星で無い理由は、この作品が「スターウォーズ」だから、です。

無い物ねだりなのは、分かってます。
ただ、「ジェダイの復讐」を父親に連れてかれて劇場で観た体験が、
映画狂いの切っ掛けになってる自分の様な人間としては、
(そして、映画の神様にひとつお願いできるならば、プリクエルの存在を歴史から抹消して欲しいと願う様な自分としてはww)
今作が、いまの時代の子供たちや、映画史や文化史に与える影響力がある様な強烈な一本である様な作品である、とは感じられなかったのが正直な所です。

顕著なのが、クリーチャーやドロイド、ガジェット関連で、旧三部作程、インパクトのあるものが登場しない事。
画面の隅々や、一瞬しか映らない所まで、新しい映像体験として、そして今観てもセンス・オブ・ワンダーに溢れていた旧三部作に比較すると、「どこかで見た」感覚のものが多かったと思います。

まぁ、シリーズものである以上は致し方無い事ですし、これ以上の事を求めると、バチが当たるんじゃないかという位、監督、スタッフ、キャスト一同いい仕事してますけれど。
楽しまにゃ損ですよね。

思うに、スターウォーズが偉大な作品として映画史に残ったのも、2作目の「帝国の逆襲」があれだけの傑作だったからこそ。
新3部作も、真価が問われるのは自作のエピソード8の出来次第だと思います。