ササキ・タカシ

スター・ウォーズ/フォースの覚醒のササキ・タカシのレビュー・感想・評価

4.0
せっかくルークが実の父親を殺してまで頑張ったのに、宇宙は平和にはならなかったのね…。普通に過去6作のどれよりも面白いと思いました。

みんなやっぱりこういう魅力的な仲間たちが繰り広げる冒険活劇みたいなものを望んでたんですよ、新三部作(エピソード1~3)は圧倒的にそれが足りなかったんじゃないですかね。今回もう登場人物の関係性からして素敵じゃないですか、脱走した少年兵と特別な才能を秘めた天涯孤独の美少女が出会い、前戦争で活躍した伝説の戦士やら反乱軍のナイスガイなお兄さんやらと協力して巨悪に立ち向かっていくという設定はなんだこれ、ロボットアニメかよ! ガンダムXとかエウレカセブンの世界じゃん!(※1) 少女は自分の使命に目覚めていき、少年はピュアな正義感と友情と恋心に従い己の道を突き進む。燃えますな。カイロ・レンも「本来だったら主人公になるはずだったのになれなかった存在」って感じでアニメっぽいしな。どうなんでしょ、少なくともヒロインに風の谷のナウシカっぽさとかありますよね、国産アニメっぽいムラムラ感、感じるんだけどな。

公開1週目に見たんですけど、本当はそんな早く見るつもりなんてなかったんです、リアルタイム世代でもなければ特別編~新3部作をTV放送とかで鼻くそほじりながら見たレベルでこのシリーズに思い入れがない自分としては。でも見た人の感想とか宣伝とかでやたらネタバレ厳禁を謳ってるもんだから「こりゃあ早めに見とかなきゃな」なんつって予約まで入れてIMAX3Dを見たんですけど、いや、まあそんな戒厳令を敷くほど勿体ぶった内容でもなかった気がします。お話的にも旧3部作の面白い部分をなぞった、もしくは綺麗に反転させた要素ばかりなので、「すげえ! なんだこれ!」とかそういう興奮はなくて、「うんうん、なるほどね~」なんて思いながら楽しみました。だからまあ、「見たかったもの、期待していたもの」を見ることができた一方で、「見たこともないような、想像もしなかった凄いもの」は見ることができなかったなという拍子抜け感もありますほんの少しだけ。でもそういうのはまあ次回以降のお楽しみということでね、今回は、とても気持ちの良い作品になったんじゃないでしょうか。マジこれから数年毎年のようにスターウォーズ関連の新作が見れるとか、凄いことですよ。良い買い物したなディズニー。

あ、そうだ、拍子抜けと言えば皆さん感じてることだと思うんですけどあれだ、カンジクラブ、なんだあの役者の無駄遣い! ワイルド・スピードのトニー・ジャーとか進撃の巨人の武田梨奈を超える無駄遣いじゃないか! シラットやらせなさいよシラット! 目当ての半分はヤヤン・ルヒアンだったのに! これはもうカンジクラブで1本スピンオフ作品作ってもらうしかねえな! ギャレス・エヴァンス監督ー! 撮ってくれー! 『ザ・レイド KANJIKLAB』撮ってくれー!


※1 もし実際に日本のアニメでこれやったらレイはそれこそもうちょっと綾波みたいなキャラになるだろうし、フィンはもっと年齢が低い少年になるだろうし、カイロ・レンは金髪イケメン優男になってる。あとフィンとポーのもっとあざとい絡みがあるし、ハックス将軍×カイロ・レン。


昨年見た映画のベスト20作をブログにまとめました→ http://sasakitakashi.hatenablog.com/entry/2015/12/30/005420