StormHunter

ダラス・バイヤーズクラブのStormHunterのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
4.0
💊💵🤠
・あらすじ
1985年、テキサス生まれの電気技師ロン・ウッドルーフはHIV陽性と診断され、余命30日と宣告される。米国には認可された治療薬が少ないことを知り、納得のできないロンは代替薬を求めてメキシコへ渡る。そこで米国への薬の密輸を思いついたロンは、無認可の薬やサプリメントを売る「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立するが……。

余命30日からの大逆襲!!
ジャレッド=レトとマシュー・マコノヒーが超名演技でした。役作りが凄い!

実話ベースの社会派映画でした。
死に直面して初めて、生きることと向き合うロンの姿が、非常に印象的でした。

まさにロデオ、まさにカウボーイ。
いつ落ちるか分からない状況での闘い。
よく言う"命を燃やす"というのは、こういうことなんでしょう。
社会への決死の一撃。最高でした。
何より、ロンの考え方や生き方など、人間的な変化がよく描けていて、ちゃんと映画として成立していました。実話ベースだと、もともとのストーリーやドラマがあるので、それをなぞっただけになることもしばしばありますが、本作はうまく映画として昇華させていたと思います。

終わり方も素晴らしかったです。

現在、エイズは完治せずとも薬で抑えて日常生活が問題なく送れるようになっていて、エイズ=死ぬ病気ではなくなっています。
その土台には確実に本作のような新薬と司法の闘いがあったんでしょうね。

秀作でした!!オススメです👍
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