エイズという病気を扱った映画はいくつもあったけど(特に20年前くらいブームだった。)
この映画、死の病にぶつかって差別や偏見と闘う人生の物語ではない。
実在した、エイズに感染した生まれながらにカウボーイの男性のあまりにも男気のある戦いのお話。
差別してからかう友人を投げ飛ばし、同性愛者と一緒にするなと切れまくり・・・・
でも闘病していくうちに出会うゲイの男性と真実友情をはぐくんでいく。
彼はエイズという病気に出会えたからこそ、狭い価値観の世界を飛び出し、様々な価値観というかけがえのない宝物と本当の意味の人間らしさや男らしさを身に着けているように見える。
アカデミー賞もとって大絶賛されたマシューマコノヒーの演技、、、すごすぎました。
入院して強力な新薬を投薬されて一瞬元気になる姿から、蝕まれて病的にとんがった顔になり、また無認可の薬を輸入して痩せていながらも顔がふっくらしていく絶妙すぎる見た目の変化はものすごく患者さんをリサーチしたんだな~ということがわかります。
こんなのがアカデミー賞候補だったらやっぱディカプリオ取り損ねるよね・・・
という感想でした。