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ダラス・バイヤーズクラブのliamのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
3.8

主演は「マジック・マイク」のマシュー・マコノヒー。この作品で第86回主演男優賞を受賞。「ミスター・ノーバディ」のジャレッド・レトも助演男優賞受賞。監督は「カフェ・ド・フロール」のジャン=マルク・ヴァレ。他に「カワイイ私の作り方 全米バター細工選手権!」のジェニファー・ガーナー、「スペースガーディアン」のスティーヴ・ザーンなどが出演。

1985年、電気工でロデオカウボーイのロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、HIV陽性と診断され余命が30日だと言い渡される。アメリカには認可治療薬が少ないことを知った彼は代替薬を探すためメキシコへ向かい、本国への密輸を試みる。偶然出会った性同一性障害でエイズを患うレイヨン(ジャレッド・レトー)と一緒に、国内未承認の薬を販売する「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立する。

アル中でゲイを差別するクズ野郎だったロンが病気なることで精神的に成長する。最初は自分が生き残り金を勝ち取るためにやっていた薬の販売。それが途中から周囲の人を助けるための活動にかわり、最後の方は赤字になり車を売ってまでも活動を続けた。
そういう強い心をもっていたからこそ彼は30日間ではなくて7年間も生きたのだろう。笑

また変にドラマチックにしないで淡々と生々しくストーリーを展開したのも良い。
エイズ患者の女性がきた瞬間セックスするところとか。

1つ分からなかったのは毎回バレてヤバそうになるのに逮捕されないのかということ。そこもしっかり対処したのかな。

マシュー・マコノヒーとジャレッド・レトーの役の入り込み方が凄い。2人は見るからにガリガリで病気を患っている。マシュー・マコノヒーなんて筋肉隆々のイメージがあるのによくここまで落としたな。

とても良い作品だった。
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