みほみほ

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主のみほみほのレビュー・感想・評価

3.7
💀2020年61本目💀

観始めてすぐに気付いたが…
「アトランティスのこころ」のアントン・イェルチンが主役。

たまたま興味を持った作品だったので、びっくりしたのと同時に当時を思わせる面影のある彼の姿が嬉しかった。声変わりこそしてるものの、あどけなさと優しそうな話し方はあの時のままで、感動すら覚える。

この映画から約3年後…27歳の若さにして悲しい亡くなり方をしたアントン・イェルチンに思いを馳せながら、本編を観ていたのですが…この作品もまた切ない物語で、アントン・イェルチンが出演した事に意味を重ねたくなる内容でした。

ラストで大号泣してしまったのだが、私はアントン・イェルチンが流す涙がどうやら大好きなようだ。

本作の設定がまた良くて、霊感にも似た能力を使って事件を未然に防ごうと奮闘する姿を見られるのと、霊感部分だけでなく死神のようなものがぶわぁっと湧いてくる姿は壮観なので、ゾワゾワしてしまった。

少しゆったりしてしまう間もあるけれど、最後に感じる切なさと優しさに涙せずにはいられませんでした。

不思議で切なくて優しい、それでいて明るさもある作品でした。

アントン・イェルチンを好きになったばかりだから、これからも観ていたかった……。他の作品も観ていこう!
みほみほ

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