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オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主のYellTaoのレビュー・感想・評価

4.0
アントン・イェルチンがオッド・トーマスってだけで泣けてくる…

“オッド=奇妙"という名の青年が、観る者へ打ち明ける「僕には死者が見えてつい関わってしまう」という秘密。
普通と括られているものから逸脱していて、"変人"と選り分けられてしまう言動(能力)で街を救うヒーロー物語。

これ原作ファンなら歓びレベルだと思うーー!原作を試し読みしてみたら、本作が忠実な語り口だったことに驚いた‼︎
全編を通したオッドの説明や語りかけは小説の文体そのもので、それを読んでいること(人)への物語上の設定、本作の同シリーズとして最終巻まで制作できない現実にも涙しちゃう。

どなたかも仰ってたように『シックス・センス』の9才のコールが20歳になったら… 的で、映画単体としても好ましく感慨深い。
原文で読んだ、オッドが確信する私たちが知っている喜びと恐怖が何かを、この先も「I lead an unusual life.(僕の生活は変わってる)」で観せて欲しかったーー!
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