NOOO000ooo

光にふれるのNOOO000oooのレビュー・感想・評価

光にふれる(2012年製作の映画)
3.0
高校時代は全く気がつかなかったけど、教室の南向きの大きな窓やベージュのカーテン越しに差し込む光は、ただそれだけでスタジオの照明と似た柔らかい光となり、誰もいない放課後の教室に差し込む西日だったり、バレエシーンで使われる印象的なそれは岩井俊二監督の「花とアリス」を連想させられる美しいものだったし、盲目のピアニスト故の健常者には聞こえない繊細な音の演出やピアノの演奏は素晴らしいものだった。

やや物足りないところを書くと、人間って多面的なものだけど、わかりやすく見えている表面だけを素直に描写した全ての登場人物のキャラクターに全く深みはないし、盲目のピアニストの苦悩は健常者でも想像できるだけのものでしかなくジャケからの全編全てが予定調和。
これが日本映画だったら「24時間テレビ」を見ているようで嘘くさくて見ていられなかったのだろうけど、これは台湾映画だし、女優さんは綺麗だし、実話?だからこれでいいのだと思う!きっと台湾人は裏表のない国民なのだろうと想像しているし、それはマスメディアが日本のように腐敗していなそうなところからも明らかであろうと思っている。