ジーハ

光にふれるのジーハのレビュー・感想・評価

光にふれる(2012年製作の映画)
3.6
映像はもちろんですが、
サウンドトラックが本当に素晴らしい。
音にもやられました。

音楽担当は主演でもある
ホアン・ユィシアン。

彼は台湾の盲目のピアニストで、
最初この作品は彼の実話を元に作られた
短編だったものを、あのウォン・カーヴァイ監督が製作総指揮をとり長編作品として公開したそうです。

天才的なピアノの才能を持ちながらも、
幼い頃にコンクールで負った心の傷がトラウマとなり、表舞台に立つことが怖くなっていた彼が、大学進学を機に家族と離れ、健常者たちとの共同生活、ダンサーを夢見る少女や彼の人柄にひかれて集まる仲間と出会い、勇気づけられ、いつしか彼もまた夢をつかもうと歩みだす、一人の青年の成長物語です。

子供の自立、親の子離れ、挫折、葛藤
友情、そして未来への飛躍。

それを冒頭から、ゆるやかに揺れる
美しい光がずっと繊細にストーリー
を運び、柔らかなピアノの音色が全て
を優しく包んでくれていました。

これはあくまで持論なんですが、
光が美しいと感じる作品には
ハズレがない!
今のところ…ですけどね(笑)

この作品もやっぱりそうだった。

実は…これも数年録画したまんまだったもの。。
消さずにおいて本当に良かった。
ジーハ

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