地方の意識高いおっさんの夢を実現させたような説教臭さと地元愛。それを映画に昇華しきっている手腕が凄まじい。戦中のシーンのカオス感なんて『HOUSE』のそれそのもの。
『この空の花』のキメラ的叙述は…
劇場で観逃し、ツタヤでのレンタル開始が遅かったため、やっと観る事ができた作品。反戦や反原発をテーマに、あの世とこの世を行き来し、美しい映像とテンポの早いセリフ回しで描き切っていて、観終わってクラクラ…
>>続きを読む長岡花火物語に続く、大林宣彦監督の渾身の力作。テーマは反戦、反原発、自然保護など、いろいろに読み取れる。主人公、鈴木光男の死から四十九日までのことが描かれるのだが、前作と同じく、過去と現在、あの世…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「この空の花」より深く狂った大林監督最新作。戦争で狂った歯車が間違いなく家族一人一人の人間形成に影響を及ぼしている。
光男の死をキッカケに解消されてゆくそれぞれの歪み。
狂気の愛と、世代を超えて傷…
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