四十九日まで生者と死者がともに過ごす時空を自然に感じられた。輪廻転生。独特の背景の動かし方、極端に台詞の間を切り詰めた演出がまるで御伽噺の様だ。人としての思いの普遍性が登場人物たちを繋ぎ観客に強く…
>>続きを読むあっという間の3時間。現代作家には絶対につくれないものすごい「映画」だった。
なななのか、北海道、芦別の美しい風景と歴史、樺太、戦争、9月5日、3.11、死生観、紡がれていく鎮魂の想い。過去、現在…
開始早々、野の楽師ことパスカルズが映った瞬間に何とも言えない“ヤバさ”を感じた。彼らの映像が挟まれることで調和と均衡が保たれていたように思う。中原中也「山羊の歌」。芦別市のご当地グルメ…ガタタン。危…
>>続きを読むこの空の花とこの作品は、『シネマゲルニカ』というジャンルらしい。
ビキニでピースは核爆弾万歳 ショックでした。
戦争を語り継がなければならないという熱い想いと、死生観、輪廻転生への考え方が伝…
いやぁ、すごい映画やね。
意味がわからんのに高得点つけちゃう。
それぐらい熱量を感じる映画でした。
戦争、東日本大震災。メッセージ性が強い!ソ連軍の侵攻で終戦は9月になったことはどこかで聞いたことが…
「物語」で描かれる「歴史」のスケールといい俳優陣といい、映画作家・大林宣彦のフィルモグラフィーの中で最高傑作なのではないか(次点は『異人たちとの夏』)。「老人作家」による「晩年様式(レイト・スタイル…
>>続きを読む- 人は常に誰かの代わりに生まれ、誰かの代わりに死んでゆく。
死者と生者が混じり合う、「なななのか」
過去、現在、未来、全てが曖昧に混じり合う
わたしは誰なのか
あなたは誰なのか
乗客を変えては進…
濁流のように押し寄せる台詞の数々、そして唯一無二の映像表現に身を委ねる...これが何だか心地良い。大林監督の他の作品「この空の花」「花筐」「キネマの玉手箱」に比べると若干長く感じてしまったものの良か…
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