「処刑山 -デッド・スノウ-」の続編とは知らずに観てしまったのだが、オープニングで1作目のダイジェストが入り、ストレートなストーリーなので全く困ること無く見ることが出来た。
潔いバイオレンス描写と、ツボを得たギャグでかなり楽しめる作品。
女、子供も容赦なく犠牲になっていくところなど、ハリウッドとの違いを見せつけてくれる。
とにかくグロと笑いはセンス良く配分されていて、あとエロが揃えば言うこと無かったのだが、せっかく出てきたエロ担当と思えるゾンビバスターの女性二人が、あまり活躍しなかったのが残念。
せっかく出てきた戦車の砲塔がぐらぐらしていたりして笑えたが、パンターっぽい戦車は力作だろう。
子犬のように最後まで忠誠を通したバスの犠牲者が笑える。
また、落としどころも「その彼女でイイの?」っていうブラックさが面白い。
続編を作る気満々な終わりだが、10年経ってまだできていないってことは、これで終わりかな。
いつか一作目も見てみたいものだ。
余談。
真面目なゾンビ物は大概ゾンビの設定で破綻する。
今作では、最初からそれほど真面目にゾンビるつもりが無いので、緩さはあるが、それでも大将が手をかざすと生き返り忠実なゾンビの僕となるってのは、確かに新しいかな。
って言うか、彼女をゾンビ化して生き返らせるのなら、博物館のゲイボーイも生き返らせてやれよ。笑