【この先、何が起きたとしても】
-wHaTeVer HaPPen-
過去に何があったって気にしない、それでも今は貴方が好き。未来に何があったって気にしない、それでも今は貴方が好き。
個性あるキャラクターが、その個性を曲げずに物語を進展させる。誰もが自分の意見を貫いて折れない故、会話なんてしてもしてない様なもの。各々が自分の言いたい事を言い、やりたい事をやっている。しかし皆、思考の方向性は違うのに必ず巡り会う。それぞれの”アンビリーバブル・トゥルース(信じられない真実)”の元に。さながら、多様性に溢れた私達の生きる社会構造そのもの。
ポップな映像に陰鬱とした脚本、かといってスタイリッシュな展開で見せる本作は、掴みそうで誰にも掴めない。気づけばこの世界の虜。
映画が終わっても物語は続く。
オードリーとジョシュのその後、パールとマイクの関係、約束したお金を娘から貰ったオードリー夫妻等…。終盤に新たな物語の蕾を畳み掛け、その曖昧な所で終わる。オードリーが聞いた爆発は本当に起こったのか、起こってないのか…。
「この目で見た事だけを信じる事にする」
いつか近い内、本当に核爆弾が落とされるかもしれない。そんな考えに惑わされて生きてきた。
だけど、この先何があろうと、
とにかく今は、貴方が好き。
2023's 7th
DVD所持💿
〜スコアの目安〜
★ - :鑑賞途中
★3.0:面白くない
★3.7:まあまあ面白い
★4.0:面白い
★4.3:めちゃ面白い
★5.0:好き
