Azuという名のブシェミ夫人

アンビリーバブル・トゥルースのAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

4.5
刑期を終えて出所したジョシュが町に戻ってくる。
刑務所で整備工としての技術を磨いた彼は整備工場を営むヴィックの娘オードリーと出会い、彼女に職を紹介される。
17歳のオードリーは年上のミステリアスなジョシュに惹かれていくが・・・。

イイ。
すごく好き。
はみ出した口紅、会話のテンポ、アメリカンクラッカーみたいに小突きあう人々、挟まれる字幕、車のドアが閉まると同時に止まる音楽。
シリアスなようで、随所にコミカルな要素が散りばめられてた。
自分勝手に見えるけど、みんながみんな誰かを大切に思って動いてる。
根が良い人たちなのね、結局。

過去に暗い影を落とす寡黙な男と、世界の終焉を思い憂う浮世離れした不思議少女の恋。
こういう設定がツボなのかも私。
ジョシュはたぶん過去の事件のせいで、自分の人生や世界はある意味“終わっている”と思ってる。
オードリーは常に今日が最後の一日で、明日が世界の終わりなのではないかと危惧してる。
そんな二人が惹かれあうのは分かる気がする。
二人で“世界の終焉”の音を聞いたあの後は、二人が信じる世界が新たに生まれるんだと私は信じてる。
劇中の繰り返される堂々巡りの会話みたいに、終わったらまたスタートに戻るんだと思う。

エイドリアン・シェリーがとっってもキュート♡♡
メイク、ファッション、彼女自身のルックス、最高に好き!
『ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた』で彼女を知ったんだけど、直後に殺害されてしまった事を知って凄くショックを受けた。
本作を観たら、ますます彼女がもういない事が悲しくなった。
ジョシュ役のロバート・バークも役柄にあった少し憂いを帯びた瞳がとても素敵な男前さん♡
彼の行動とか服装にそういう描写がある訳でもなんでもないけど、やたらカッコよく見えます。
このカップルいいなぁ。
好きだなぁ。