コリーヌ

17歳のコリーヌのレビュー・感想・評価

17歳(2013年製作の映画)
3.4
主人公の行動に理由づけをしない/できないということによって、17歳という年齢の未熟さ・危うさ・曖昧さを表現しようとしているのかなと思った。身体はどんどん成熟していくのに、中身がそれに追いつかない年頃のアンバランスさゆえの美しさみたいなものも含めて。

フランソワ・オゾンの作品は終わり方がいつも好き。余韻が深すぎてしばらく現実に戻れずふわふわする感じ。

にしてもフランスの家族は性にオープンすぎて(制作側にそういう意図がないだろうにも関わらず)日本人的には度肝抜かれる場面が多かったです。