滅多に観ないイタリア映画だけど面白かった。
主題にあるのは、選択の自由とか男女平等っていう意味合いでのフェミニズム。独身を選んだ自分自身への葛藤を上手く描いている。
ただ、9年前の映画だからか、結婚しないことへの葛藤みたいな部分が今日の状況とは違って少し古い印象。今ってもう結婚しないことへの偏見ってそんなに無い気がするけどね。
実際には既婚、未婚共にもし違う人生を選んでいたらみたいな部分は何れ考えるワケで、映画のラストのように自分の選択に誇りを持てたなら既婚であろうと未婚であろうと幸せなんだろうなあ。
確かに哲学的な映画なんだけど、あくまで主にあるのは個人の選択を尊重するって部分であって、他人の選択を否定していないのが好印象。本来のフェミニズム映画としてもとっても面白かった。
映像面や使われている音楽も凄く良かった!