綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉のトリプル名演で見応えがあった。
終始陰鬱なのはそれぞれの引きずる過去と現実。
ハッピーエンドかと思わせながらの展開劇は映画としては常套かもしれないけど、観る側としてはこのままでは終わらないと分かっていても頼むからこのままハッピーで終わってーって祈りたくなる。
監督の思うツボにハマるのだｗ
特に菅田さんの演じる拓児は、最初はちょっとウザい感じがあったけど、段々とあーこう言うやついるよなーってなって友達にはなりたくないけど嫌いにもなれないと言うｗ
内面を演じる表情がとてもリアルで感情移入ができたし、素晴らしい俳優だと思う。
綾野さんはもう完璧な綾野さんで、同性に捧げるならもう綾野さんしかいませんｗ
むしろ抱きたいです。
海中でのキスシーンは生々しくムラムラしちゃいましたが、アパートでの営みはなんだか性急すぎてもっと前戯をしっかりとしなさいと指導致したく。
やはり残念なのは生活の場や食べる場においてもセックスにおいても全てに匂いが薄かったってことかな。
匂いと汚さからくる底辺感って、見せるのは難しいかもしれないけど韓国映画はそこはとても上手に思えるから余計にね。
