踊る猫

そこのみにて光輝くの踊る猫のレビュー・感想・評価

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)
3.7
地味だなあ……何処から「光輝く」のかな? と思ってしまったらもう終わってしまったという、拍子抜けするようなそんな感じだった。中上健次を縮小させたような世界というか……こちらの期待を見事に裏切らない、かなり造りとしては丁寧なんだけれど悪く言えば小綺麗に纏まって収まっているという、そんな映画。本当はもっと点を低くつけようかと思ったんだけれど、この映画でも池脇千鶴氏がなかなかの演技を見せておりそこでこの点に収まった、という。ショットにおいて「光輝く」と言えば夕暮れの海辺とラストの朝日の昇る場面かな、という……いや本当に、ここまで期待を裏切らない映画もそうないな、という、ふにゃふにゃした手応えの映画だなと思ったのだった。他に感想の書きようもないので……。
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