感情の表現が美しかった。
紫陽花をへし折る表現も、
殴って、物を投げつけて、
最後に差しだすタバコも、
頭を撫でようとして伸ばす手も
相手を想う人がいて、愛があって
仄暗い内容なのに微かな光のよ…
苦しくて暗くて辛くて、なのに好きな映画だと思ってしまった。
ラストは希望が見えて少し救われた。
綾野剛の色気
菅田将暉の演技力。
こういう役の池脇千鶴のリアルさ。
綾野剛と池脇千鶴が並んだときの絵が…
何かを失い続けた人達のひと夏の物語。
登場人物は皆、何かを失い続けた果てに人生に疲れきった人々ばかりで、見る人の心の針を不安定に揺らし続けるような作品です。
大きな後悔や喪失は時間によって解決は…
このレビューはネタバレを含みます
どこまでも救われない物語だった。
菅田将暉演じる拓児がすごく印象的だった。不器用でカッとなってすぐに手が出るけど家族思いで、「母ちゃんや父ちゃん、姉ちゃん、喜ばせたかったんだけどなぁ…」「俺なんも…
このレビューはネタバレを含みます
じんわりと肌にまとわりつくような、嫌に湿度の高い梅雨の日のような作品だった。
ラストの浜辺のシーンにて千夏の泣きながら笑う表情と、達夫の涙を堪えるように笑う表情の対比が頭から離れない。
互いが「底…
🏷240127 │ 24_17
''そこ''のみにて、''底''のみにて___
絶望の中で微かに差し込む光。
重く苦しいけど、最後までずっと引き込まれたし忘れられない作品。
達夫と拓児という…
上映が始まった頃に途中まで見てた気がして、改めて見直し。
思っていたよりしんどい内容だったけど、
途中どれか一つでも断ち切れていれば…と思ったり。
ラストの剛くんと池脇さんの笑顔いい意味でとっていい…
©2014 佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会