Emma

百瀬、こっちを向いて。のEmmaのレビュー・感想・評価

百瀬、こっちを向いて。(2013年製作の映画)
3.0
原作も読んでから鑑賞。

実写化にはあまり期待していなかったので想像よりずっと良かった、というのが私の中での印象。

早見あかりが好きな人はもちろん、そうでない人にとっても彼女の透明感を崇められるだけで元取れそうなくらい、早見あかりが、とにかく美しい作品です。そういう風に撮ってるなぁというのも見る側に伝わってくる作品です。あぁ、きっとこのシーン、カメラマンさんも綺麗だなあと思って撮ってるんだろうなあと。早見あかりの眩さや儚さって言葉が似合うあの美しさを、その瞬間ごとみんなでカメラに閉じ込めようとしてるような、そんな作品。

そんな感じが、とても好きです!

それと、本作見ると、早見あかりがハーフでは無いってのが信じ難いとますます思ってしまいますね₍₍⁽⁽(ી(;▽;)ʃ)₎₎⁾⁾

日本人離れした白さと顔立ちが際立って芸術的です。小松菜奈ちゃんといい、最近の若い女優さんにはずば抜けた透明感の方が多いですね(ლ˘╰╯˘).。.:*

こればかりは真似したり作ることができないものだから、天性の透明感は本当に画面に映えるというか。見とれます。

ただ、早見あかりは本作ではちょっとぽっちゃりしているんですよね。でもこれが絶妙な垢抜けなさを演出してるというか。

痩せてたら石橋杏奈ちゃんの絶対的マドンナ感っていうストーリーの肝が早見あかりの美しさに負けちゃから、それでちょうど良かったのかも!

個人的には薬用リップを塗る早見あかりの横で大人びた高そうな口紅💄を石橋杏奈ちゃんが塗って、それを横目で見た早見あかりがそっとリップをポケットに隠すっていうシーンが印象的だった。

女だなあと。

早見あかりちゃんのちょっとガッチリ体型なところも、主人公のなよなよした男とのパワーバランスにマッチしていて良かった。華奢で痩せてて普通に可愛い早見あかりじゃ単純に可愛すぎてストーリーが成立しなくなるので、わざとじゃないもしても、この時の早見あかりは百瀬に合ってる!

ストーリーも、役者の棒読み感を除けば非常に瑞々しくて、自分の高校時代の恋をすごく思い出した。

屋上に行く手前で、階段の踊り場に机がたくさん積み上げられてるシーンがあるんだけど、あぁそうそう、学校ってこうだったなあって、そんな些細な描写にも感じるものがありました。

人って何年か経ったらとんでもなくどうだっていいような校舎のdetailにどうしようもない懐かしさやノスタルジーを感じるもんなんだなあって、大人になった今の自分がこの作品を見ると思う。

そうそう、ちなみに大人になった石橋杏奈演じる神林先輩と向井理演じるノボルがカフェで話して、ホオズキを渡した謎に迫った時に、しーっ🤫と先輩が口に指を当てるシーン、もうね、女ってこっっわ!と震えてしまいましたよ。
こわい₍₍⁽⁽(ી(;▽;)ʃ)₎₎⁾⁾

神林先輩の方がはるかに、その手の中でみんなを転がしてるタイプだったのかもって。なんにも知らない顔して、その無垢な笑顔の裏でね。石橋杏奈ちゃん、最強です!


あと、田辺くんの笑顔が良すぎて途中からただのサイコパスに見えたわ😂😂😂

ぜひ、みんなも不器用で乱暴で美しい百瀬に恋してください!
༓٩(❛ัᴗ❛ั ๑)༊༅͙̥̇⁺೨*˚·
Emma

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