Fyohko

DearFukushima,チェルノブイリからの手紙のFyohkoのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます


『Dear Fukushima
   チェルノブイリからの手紙』

2012年公開のロシア/ウクライナ映画


チェルノブイリ原発から
北東50kmに建設された
代替都市スラブチチ

2万5千万人の住民の
半数近くは
現在でもチェルノブイリ原発で
働いている

近隣諸国や国からの
先進的な福祉を得て

放射能汚染環境と
向き合いながら生きている


スラブチチの住民や
原発作業員、研究者から

福島原発の処理や未来について
コメントを集めた
ドキュメンタリー作品



チェルノブイリ原発事故が
起こったのは1986年4月

根本的設計の欠陥
運転員への教育不足
過剰な出力強行で

国際原子力事象評価尺度では
深刻な事故を示すレベル7

東西冷戦真っ只中で
鉄のカーテンが引かれた
向こう側で

何やら恐ろしいことが
起こったようだと

当時
ぼーっとした高校生だった私は
ぼーっと感じていたと思う


2011年3月
東日本大震災に伴う
福島第一原発事故の時も

TVがなく
ネットも繋がらなかったので
何も知らず
ぼーっと過ごしていた


そして
2022年4月
本作を観てモヤモヤする


閉鎖的で人命を最優先し過ぎる故に
日本の原発処理は
遅々として進んでいないではないか

と、チェルノブイリ関係者は言う


一理あるとは思うが

そこは
社会構造と民族性の違いで
一長一短にはいかないのだろう

もちろん
責任の所在を明確にしない
という
日本のお家芸的な側面は
賛同しかねるが…


うーん
作り手の感情が
あまりにも乗り過ぎると
逆効果にもなりうる





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