【トリオのバカさ加減が逆効果】65点
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
監督:クリシュナ・D・K/ラージ・二ディモル
製作国:インド
ジャンル:ホラー・コメディ
収録時間:107分
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
インド製のゾンビ映画。ボリウッドなのに踊らない。短い。しかし短いのに中身がイマイチなので無駄に長く感じてしまいます。『きっと、うまくいく』に出て来そうなトリオが登場します。しかしこれがいけなかった。コメディなのは良いのですがこれはイライラしてしまうコメディです。コメディはコメディでも非現実的な行動をしてしまう、いわば空気を読めない行動をしてしまうものは個人的にあまり好きではありません。
例えば、明らかにゾンビになっている人に近づき安否を確認する様は唖然となってしまいます。ここぞというタイミングで木から落ちるし、完全に狙ってましたという感じで事態が進んでいくので非常にイライラします。しかし、ゾンビ映画にコメディをいれても面白いというのは、先日みた『ゾンビーワールドへようこそ』で証明されています。この差は一体何なのでしょうか。恐らく主人公たちが合理的な行動をするかどうかにかかっているのだと思います。
とは言え、ゾンビ映画なのにドラッグ禁止を促すメッセージ性のある映画であり、イライラする展開さえ除けば好印象。終盤はあからさますぎる気もしますが、ボリウッドはなんとなく現代が抱える諸問題をダイレクトに訴えてるものが多い気もします。
ゾンビ映画としては残念ながら微妙。シリアス要素とコメディ要素が中途半端に錯綜してるからです。しかし、あまりのくだらなさに逆にハマるパターンもあり得ます。気になる方はお試しあれ。
というか、最初にインド版スリラーがあったのですから、どこかでゾンビダンスをすれば良かったのに（笑）非常に残念。。
