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インド・オブ・ザ・デッドのdeadcalmのレビュー・感想・評価

インド・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)
3.3
インドのボンクラ悪友たちがゾンビパニックでわーわーする、インド版ショーン・オブ・ザ・デッドみたいなコメディ。兼麻薬撲滅啓蒙映画。邦題が頭悪くてよい。

序盤こそインド~って感じしてたけど、ことが起こってからはインド映画には珍しくぜんぜん踊らなくて普通にゾンビゾンビしてるし、ちょっとハリウッドスタイルに染まりすぎではないか?という不満はあるものの、悪くない出来。ボリウッド史上初のゾンビ映画らしいけど、低予算B級ゾンビものとしてまともに楽しめるものになっている。展開は王道だし、ゴア(描写のほう)はまあまあちゃんとしてるし。水着のチャンネー要素を入れるために舞台をゴア(地名のほう)のビーチにしたのもベタでよい。よく知らないけどゴア(地名)はきっとインドの江ノ島みたいなところなんだろうと理解した。

だがしかし見たかったのは普通の出来の悪くないゾンビ映画ではない!インドならではのケミストリーをもっと見せてほしかった。

インドっぽいネタが全くないわけではなく、ボンクラどもの「ゾンビだ!」「何でだよ?ここはインドだぞ?」「グローバル化だよ!」みたいなちょいメタなやり取りや、最終盤でインド映画の様式美絡みのちょっとしたパロディが出てきたりはする (これは笑ったけど、ネタバレは控えておく)。

あと中盤で「ショーン~」を下敷きにしてると思われるネタがあったのも個人的にニヤニヤした。

あと謎のスティーブ・ジョブズ推し。
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