kazu1961

午後の網目のkazu1961のレビュー・感想・評価

午後の網目(1943年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-542 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 468/1001

🖋ルイス・ブニュエルの『アンダルシアの犬』同様の、アヴァンギャルドな実験映画。「アンダルシアの犬』の強烈なインパクトとは違って、本作は良き意味でアーティスティックでオシャレですね。

🖋 マヤ・デレン(1917-1961) 、数多くのアーティストにとってのインスピレーションの源であり続けている“アヴァンギャルド映画の女神”。彼女が26歳の時に発表したわずか14分の映像詩です。

🖋多くのイメージ。一輪の花、少女の影、鍵、パン切りナイフ、受話器の外れた電話、空転するレコード、複数の自分。。。夢を媒介させて積み重ねられたイメージを次々と観るものに与えて、内面の探究を求めてる、そんな解釈が少し難しい作品です。同時に映画の構造そのものを探求してるとも言われてますが???ですね(笑)。日本の雅楽調の音楽がこれまた良いですねえ。

😳物語は。。。(参考:Wikipediaより)
花を拾い、家に入ろうとすると鍵が階段から落ちる。家に入るとリビングには不穏な空気が漂い、パンから零れ落ちるナイフ、受話器のとれた電話、レコード、窓の外には顔が鏡になった人物が歩き、それを追いかける自分が、再び家に入ろうとする。このループの中で、少しづつ見える状況が変わっていき、やがて何人かの自分が、ソファで眠る自分にナイフを向ける。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『午後の網目』
原題(英題):『Meshes of the Afternoon』
🎥製作国 :
🎥初公開 :1943
日本公開 :
🎥上映時間 :14分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):マヤ・デレン、アレクサンダー・ハミッド
脚本 :
原作 :※※※
撮影 :
音楽 :テイジ・イトー
出演(声優):マヤ・デレン、アレクサンダー・ハミッド

🔸Overview (Wikipediaより)———————
革命の年にロシアで生まれ5歳でアメリカに渡った少女は、26歳で以後のビジュアル・アート史に決定的な影響を与える傑作『午後の網目』を発表する。その作品に主演し、謎めいた神秘的な容姿を強烈に人々に焼き付けたマヤ・デレン。44歳の若さでこの世を去った彼女は、6本の映画と1つの著作によって、今でも映画史上に輝く女神として様々なアーティストたちにインスピレーションを与えて続けている。
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