はなふさよめこ

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのはなふさよめこのレビュー・感想・評価

3.2
ラブストーリーだと思って観たからビックリ!した。パッケージにも騙された…面白かった。
ドーナルくんの気弱い感じ大好きだし、めちゃくちゃ共感しやすいキャラでした。彼女との初キス場面が大層可愛かった。
巧妙に作り込まれた作品で、主人公の父親のファーストショットだけで彼が鍵になるのがシッカリ伝わってくるし、脇役たち(特に主人公の母)がふと口にする台詞が強い余韻を持ち、その場面自体が短くても作品全体に存在感が残ってくのが凄いなと思いました。
何より、不幸との対比で幸せを浮き彫りにしていくやり方でないのが良いなと。

繰り返しやり直す事で主人公が成長してく場面は「オールユーニードイズキル」を思い出したし、凡庸なとあるひと時がかけがえのない時間に変わっていく感じは「6歳の僕がおとなになるまで」みたいでもありました。
あと、主人公の妹が(なぜか私には「ザ・ロイヤルテネンバウムズ」のグウィネスが連想された。違うのに)大変可愛い。ああいうぶっ飛んだキャラクターが家族に愛されてる事で、あの家族の知性の高さみたいなものが伝わってきてなんともあったかい気持ちに。
誰にでも勧めやすい良作です。