ジャケ写のハッピーな笑顔がずっと気になっていた作品。左の女性はレイチェル・マクアダムスだったのですね。彼女が人気な理由がわかるチャーミングな魅力でいっぱいのラブコメでした。
ジャケ写右側の男(ドーナル・グリーソン)が21歳の誕生日を境に獲得した“タイムトラベル能力”によって、やり直しの効く人生を送ることができるようになったって話。
荒唐無稽な設定でちょっとズルい気がしますが、例えば、惚れた相手への口説きが失敗したら振り出しに戻って違うセリフで再チャレンジするなど、失敗例と成功例がテンポよく展開されてそれなりに楽しめました。映画観ながら「そんな力があったらあの時に使ってたなー」なんて無邪気なことを思っちゃったりして。
タイムトラベルものですがSF映画仕立てはゼロで転送装置らしきものもなく、単純にその辺の物置に入って手をグーにして念じるだけ(やってみたけどできませんでした)。
ズルいと思うのはさておき、あたり前の毎日を幸せとして考えるきっかけを与えてくれる愛に満ち溢れた作品とも言えます(こっちが本題)。しみじみと胸に染み入ってくるなー。気持ちの良い作品でした。