タイムトラベルものの中でも奇妙な立ち位置にいる気がする作品。
人生の1日1日について考えさせられるような作品だが、少々あっさりしている。
というよりも、能力が強すぎる気がする。過去の自分の行きたいところに自分の意識のみ移動できるという設定のようだが、あまりにも便利すぎる。
故に変えられないものや1日1日目の重要性がテーマになってくるが、正直、もっと違う事は出来なかったのか?と考えてしまう。
テーマにあった行動思考で、とても後味はスッキリしたものになっているが、個人的には何に変えても変えたい過去を持つ人にとってはこの終わり方も納得がしにくいと思ってしまう。
お題目は理解できるが、もし過去に自由に戻れるなら自分なら絶対に違う選択をした何かがある人には簡単には感動できない内容だった。