たけちゃん

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのたけちゃんのレビュー・感想・評価

3.9
他の男ならガッカリだ!


リチャード・カーティス監督 2013年製作
主演ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス


夕飯終わって、嫁がなんか映画観たいね~って言ったので、「ピーター・ラビット」繋がりで、ドーナル・グリーソンの出演作をチョイス。

ずっと観たかった「アバウトタイム 愛おしい時間について」。これ、いい副題ですね~( ˘ ˘ )ウンウン


すごく優しい気持ちになる映画でした。
嫁も「いい映画だったね~」と言ってました!
時間を行き来する話ですが、最終的に、何気ない日常の尊さに気付かされる作品なんです。

僕は、人生ってやり直しがきかないから尊いって思っているので、このラストは納得でしたよ!



主演はドーナル・グリーソン。
情けない役がサイコーに上手い(笑)

そして、恋人のメアリー役はレイチェル・マクアダムス。初登場シーンは全然いけてなかったのに、だんだん素敵になってくる。特に、ジャケットにもなっている結婚式の笑顔は本当に素晴らしい+.゚(´▽`人)゚+.゚


初恋の人シャーロット役はハーレイ・クインことマーゴット・ロビー(笑)。いや、ゴメンな、レイチェル。好みで言うと、圧倒的にマーゴットがステキだわ。釘付けでした( ¯−¯ )フッ

お父さんのビル・ナイは良かったなぁ。
ビル・ナイのこんないいお父さん役、見たことない。ベストダディです。特に結婚式のスピーチね!僕も一応父親なので、勉強になりました。





ちょっとネタバレ。

特典に収録されている未公開シーンで、産気づいたメアリーを乗せてアビーロードを走るシーンがあるんだけど、ビートルズファンとしてはカットが残念だったなぁ。すごく面白かったもんね。
でも、特典で観られて良かったよ( ˘ ˘ )ウンウン

他にも、もったいないカットシーンがいっぱいで、お時間ある方はそちらもチェックしてね!





さて、この映画、音楽もたくさん使われています。
ということで、音ネタ💩ウンチクン\(^o^)/

主題歌と言えるのが、ベン・フォールズの「The Luckiest」。「僕は本当にラッキーなんだ!」と歌う人生賛歌のような1曲ですね。
ベン・フォールズは1995年にベン・フォールズ・ファイブというグループでデビューしましたが、ピアノを基調としたナイーブな感じのバンドで、すごく好きでしたね~。デビューアルバムは、その名も「ベン・フォールズ・ファイブ」で、愛聴してました。
2000年代はソロで活動してましたが、この映画で久しぶりに聴きました。この曲はベン・フォールズがソロになって出した最初のアルバム「ロッキン・ザ・サバーブス」に収録された素敵な曲で、曲はこの映画のために再録したそうです。でも、変わってないなぁ( ˘ ˘ )ウンウン


メアリーに出会うため「ケイト・モス展」に出かけていく時に流れるのはイギリスのバンド、ザ・キュアーの「Friday I'm In Love」(1992)です。この曲、いいよね~。「金曜日に恋をするんだ」と歌う素敵なラブ・ソング。この場面にぴったりでした!


そして、恋に落ちた2人が駆け込む駅の構内で歌っているのが、この映画のもうひとつの主題歌「ハウ・ロング・ウィル・アイ・ラブ・ユー」です。劇中ではジョン・ボーデンらが路上ライブをする演出で使われます。
「君をどれだけ長く愛せるだろう」と問いかけるこの曲。2人の愛がずっと続いていくことを願いながら聴いてました。
また、この曲、エリー・ゴールディングの歌うバージョンがミュージック・ビデオとしてBDに収録されていますので、そちらとも聴き比べてくださいね。


お父さんが亡くなるシーンで流れるのは、ニック・ケイブ&バッド・シーズの「Into My Arms」(1997)です。残念ながら、ニック・ケイブのことを知らなくて、この曲も初めて聴きました。「Into My Arms, O Lord (主よ、その御手に抱かせたまえ)」と歌うこの曲は、その場面の家族の気持ちをこれ以上なく表していましたね。


他にも、t.A.T.uやエイミー・ワインハウスの曲も使われてました。監督の趣味が表れた素敵な楽曲ばかりでした!

音楽好きなみなさんも、ぜひ、どうぞ\(^o^)/