filmaholic

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのfilmaholicのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あああレイチェルマクアダムスはどうしてこんなにも愛おしいの...
女性から見ても、いつどの作品でも本当に「可愛い」を超えた愛おしさ。
同じ女性ならここまで愛されないと損だわ!っていつも思わせてくれる。

パッケージからは全然わからなかった、まさかティムとその男家系のみのタイムトラベル。途中妹と戻ったりもしたけど、要は未来にはいけないけど、これまでの体験した過去ならどこにでも戻ることができて、現在までまた戻ってくる(遡るの逆?)事は可能ということなのだね。しかもお父さんもまだタイムトラベルしてるからもうパラレルワールドだらけなんだよね、特に親子でいるとお父さんにとってこれは何回目?ティムにとってもこれは何回目?と。つい疑問に。でもそれが例えば事情を知らない外部の人との巡り合わせの場合、少し切なさも感じた..
確かにやり直せるってすんごい得だし、失敗もなく全ての起こりうることが完璧。でもそれっていいことなのかな。
彼女にとって出会った初日も、初めての夜も、彼にとっては初日ではなく、3度目の夜...絶対的に事情を知ることはないから幸せといえば幸せなんだろうけど、「初々しさ」や「たどたどしさ」「不器用さ」「失敗」から「立ち直る力」のない人って..ただスマートって思えるかな...
確かに出会うタイミングは本当に大事!!それは共感。少し彼らのタイミングが遅ければ、早ければ、そしてシャーロットを選んでいれば、この二人は全く別の人生を歩んでいたわけだから。タイムトラベルがいいことっていう話ではなくて、ラストお父さんから言われて毎日を2回繰り返したように、今のこの生きてる日々にはたくさん素敵なことがあって、いつもの職場の天井にも、カフェでも電車でも小さなきっかけ、本当に小さな何かってそこら中にあるのに、あまりに見過ごしすぎているということ!に気づけるかということ。
どうせやり直せるからではなく、やり直さなくても幸せを掴めるように。
今を大事にってこと。
素敵な映画だった。でも..できればティムでこのパワー断ち切ってほしいな...男の子生まれちゃったけど笑 
filmaholic

filmaholic