ある日突然父親からタイムトラベル能力があることを告げられた青年が、タイムトラベルを繰り返すうちに人生の素晴らしさに気付いていく話。
タイムトラベルを繰り返しながらレイチェルマクアダムスに急接近していく前半はありがちなラブコメって感じだったけど、撮り方が上手いのか、飽きずに見ることができた。
若干下ネタがキツめな気もしたけど、これくらいであれば許容範囲。
暗闇の中での出会いとかロマンチックで良い。パッケージにもなっている雨の中の披露宴のシーンも爽やかで瑞々しくて素敵だった。
ただ結婚してからは割としんみりな感じ。タイムスリップも減ってきて、この映画のテーマが見えてくるような構成。
妹のエピソードは少し蛇足に感じたけど、最後まで見たことが報われるような父親とのエピソードは良かった。
ビルナイのいぶし銀な感じが効いてた。
なんでもないようなことが幸せだったと思う。陳腐なようだけど万人の人に通ずる確かなメッセージが染み渡った。