緊急謝罪会見!!!!
この度は、誠に申し訳ございませんでした!!
ええ、この映画完全にナメてました!!
どうせレイチェル・マクアダムスの可愛らしさが爆発しているチョロい恋愛映画だとばかり思っておりまして…。
あらすじを読んでも、21歳になった主人公ティム(ドーナル・グリーソン)が父親(ビル・ナイ)から、「我が一族の男子はタイムトラベルが出来る」と秘密を明かされ…って所で、なんだそりゃ!?だっふんだ!!とちゃんちゃらおかしな話だと見向きもしていませんでした。
それがもう…。
良い映画じゃないかーー!!
いや、ホント血筋でタイムトラベラーって、どんなファンタジーだよと思っていたんですが。
この映画の素晴らしさは、タイトルそのままが表している。
About time
時に想いを馳せ
時を重んじ
この一瞬、この一日を大切に生きる。
特に単なる恋愛映画ではなく、家族にフォーカスを当てた事が素晴らしい。
暗闇で握り拳に力を込め、目を閉じて戻りたい瞬間を思い浮かべればThey can go back to the past.未来には行けない仕組み。
いや、突っ込みどころも穴も沢山あるんですけどね。タイムトラベルものにありがちな、過去に戻れたとして、過去にいた自分は何処行ったの?とか、未来には行けないルールなのに、一度戻った過去から何故現在には戻れるの?とか。何度もやり直した過去の延長で出会えた彼女が運命の人だなんて都合が良い話だし。
でも、細かい事はいいや!
レイチェル・マクアダムスのぱっつん前髪も、雨の中笑い転げているのも、可愛いわホントに!
おまけに超美人さんマーゴット・ロビーまで出ているし、ティムの妹"キットカット"も可愛いし。
ラストで泣きました。
過去に戻りたいなんて一度も思った事ないし、やり直したいなんて思った事ない。もう1回人生やり直すなんて、ほんとしんどいっすよ。タイムパラドックスも起きるだろうから、何かがうまくいっても何かがうまくいかなくなるだろうし。
でも、この映画のラストの父親と息子の姿を見ていたら…。
娘が2歳頃かな。
2人で行った動物園。
あの日に戻りたくなっちゃった。
さぁ、新しい1日が始まる。
どれだけ願っても戻らない1日を、楽しんで生きよう。