chiyo

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのchiyoのレビュー・感想・評価

4.0
2020/4/11
始めのうちは、思い描いた時に好きなように戻れるなんて良いな、と思っていたけれど、徐々に1日の重み、1日のかけがえのなさを思い知る。それが顕著に表れているのが、ティムが同じ1日を繰り返すシーン。余裕がない時は周りへの気遣いを蔑ろにしがちだけれど、それもこれも全ては自分の心がけ次第。意識の持ちようだけで、物事の表面は容易に変わる。辛いことや悲しいことがあっても、今日という1日を悔いることなく生きていきたい、と強く思った。それにしても、ティムの父親演じるビル・ナイが、本作でもさすがの格好良さ。彼の最期の望みが幼いティムとの海岸での散歩で、手を繋いで歩く二人の姿に泣きそうになった。
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