あーさん

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのあーさんのレビュー・感想・評価

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これは好き❗️

もっと早く観ればよかった〜
リチャード・カーティス監督の"ラブ・アクチュアリー"はとても好きだったのに、私の天邪鬼レーダーが何故か誤作動して、スルーしてしまっていたのだ。

あらすじは、Filmarksさんの完璧なものがあるので割愛して、感想から。

まず、、キャストが良い!
主人公ティム役のドーナル・グリーソン!
名前はよく聞くし、ハリポタにも出ていたようだし、star warsのハックス将軍役で見たのは比較的最近なのに、、全くノーマークだった!(新しめの洋画に疎いのが露呈…)
眼差しがちょっとエディ・レッドメインに似ている?→佐藤隆太にも?
彼の不器用だけど直向きな感じがとても素敵で、ずっと温かい気持ちでいられた。

そしてそして、ティムの想い人メアリー役のレイチェル・マクアダムス!
これが噂の。。あーやっぱりこの笑顔には射抜かれるな〜♡
もう気づいたら、ずーっと前髪パッツンの彼女に見惚れてること間違いなし♪
可愛いし、キュートだし、もうどうしたらいいの⁈な気分にさせられる。。

いやいや、この二人だけでもものすごいドンピシャ感があるのに、ティムの父親役のビル・ナイ、母親役のリンゼイ・ダンカン、妹キットカット役のリディア・ウィルソン、そしてデズモンド伯父さん、、
それぞれがパズルのピースにピタッとハマったような家族で、砂浜で思い思いに過ごしたり、映画を観ているシーンがとにかく愛おしい。。

ロンドンで居候させてもらう父の友人で脚本家のハリー(トム・ホランダー)、弁護士仲間のローリー、幼馴染みのジェイも良い味出してるし、ひと夏一緒に過ごす妹の友人シャーロット役がまさかのマーゴット・ロビー!この頃からキラキラしてる♪

舞台になっているのが、ティムの実家のあるコーンウォールと仕事場のあるロンドン。
モデルのケイト・モスとか写真家のテスティーノ(パネルは実際に借りたらしい♪)とか、実在の有名人が物語のキーになっていたり、法廷でかつらを被っている弁護士のティム、シェイクスピアっぽい劇中劇がまた。。
イギリスらしい感じが其処此処にあって、良い!

好きなシーン、好きな音楽だらけで書き始めると止まらないのだけれど、結婚式と地下鉄の音楽隊をバックにコスプレショーのような毎回お別れを惜しむシーンは何度でも観たい!

"How Long Will I Love You"と
"The Luckiest"だけでも十分素晴らしいのに、ニック・ケイヴの"Into My Arms"が流れるとは。。
何てことしてくれるんだー❗️
あかん、涙腺が壊れた。。

もう大好きがいっぱい!本当に観ていて心がスキップしちゃう♪
でも、親子だったり家族の絆もしっかりと描かれていて。
ティムのお父さんも好きだけど、お母さんも好きだなぁ〜あんな風に息子のパートナーになる人と会話できたら素敵!

高評価の方が多い中、タイムトラベルを都合よく使っているのでは?というので一定の方々がそこはあまり好きではない、と書かれていたのも、私のスルーレーダーに引っかかった理由かもしれないが、実際に観てみるとそうは感じなかった。

あまりにも非モテキャラで、失言の多いティム。笑い事で済ませられない場面も多々あったと思う。
その度にやり直して、上手くやってきたけれど、どうにもできない場面にもぶち当たる。ある2つの場面で、彼は何とか歴史を歪めずにそれを乗り越えようとするのだ。
一つは、あくまでも抗えない運命を回避する為に努力し、何とか切り抜ける。
もう一つは、未来と引き換えにその運命を受け入れる。

人生で最も大切なことを、彼はちゃんとわかっていた。

だから、今作はタイムトラベル物だけれど、それがメインではない。
(あれこれ、ツッコミどころはあるにせよ…)

人生の素晴らしさや愛おしさに触れ、成長していくティムを見ているのは、とてもとても楽しかった。。

"ある日どこかで"もタイムトラベル物で素敵な作品だったけれど、今作はまたアプローチが違って、面白かった。

こんなに心が弾む映画を観たのも、久しぶりのような気がするなぁ♪





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ティムの父親の愛読書、ディケンズを3回読まなくては!と影響をモロに受けた私は、とりあえず"大いなる遺産"の文庫本を買い込んできた。
積読になるやも知れないけれど。。



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あるフォロワーさんのレビューを読んで背中を押されました😊
本当に観て良かったです!
素敵なレビューをありがとうございました🙇‍♀️
あーさん

あーさん