家系的な特殊能力で21歳を過ぎてから主人公がめっちゃ得する話。(雑！)
以下、うっすらネタバレ入ってます。
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その特殊能力とはタイムリープ能力なんだけど
これがもう突っ込むのもばかばかしくなるくらい主人公に都合の良い設定。
（子どもが生まれたら云々以外は）基本的に超お手軽にしかもリスクなくタイムリープしたい放題て何それ。最高か。
話が進んでいき最終的に主人公は「何気ない日々がかけがえのないもので、それを大切に生きる事の方が重要」的価値観に移り変わる。その流れにちょっと感動しそうになったんだけど、でもよく考えたらそれまでに修正しまくって満足いく人生のルートを作ってるからなあ…と気づくと「あれ？」と思う。
と、まあ、ゆるゆるのタイムリープ設定にはやや引っ掛かりはあるが、それを加味しても、この作品が面白くないかと言えばそんなことはなく。
魅力的な作品ではある。
この魅力は多分に、登場人物のキャラクターによると思う。
主人公を囲む人たちがそれぞれちょっとエキセントリックだったり個性的だったり残念だったりするけど、とにかくみんな愛らしい。
それぞれに個性があるので、観る人もきっと登場人物の誰かには肩入れしたくなる。
私は妹のキットカットと叔父のデズモンドが好き。
あと、ラスト近く、普通の1日を普通に過ごしたあと、
もう一度その日を繰り返したシーンが凄く好きだった。
２度目は売店の人の顔をちゃんとみて、急いでいても周りの建物のすばらしさをみて。
なんというか、自分の毎日も、
まるで2度目かのように大切にしていきたいと感じた。
個人的には舞台がロンドンというだけで評価ちょっと上がりもする。
