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LEGO(R) ムービーのnamのレビュー・感想・評価

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)
3.9
「レゴという設定を最大限に活かした自由すぎるコメディ!」

評価が高かったのとクリストファー・ミラーとフィル・ロードの脚本・監督というのに惹かれ鑑賞。
当初はレゴという題材から子ども向けだろうと考えてましたが、観てみると子供も楽しめつつも大人でも楽しめるコメディになってました!

クリストファー・ミラーとフィル・ロードはこの作品をきっかけにハン・ソロの監督に抜擢され(途中降板したももの)その後は「ブリグズビーベア」の製作や「スパイダーマンスパイダーバース」の脚本・製作総指揮も務めていたりしてます。
そのスパイダーバースは先日のゴールデングローブ賞のアニメーション作品賞を、「インクレディブル・ファミリー」「シュガーラッシュオンライン」を抑えて獲っていたりと期待が高まります🎶

そんな注目の2人が今回はレゴという題材を一見制約が多そうですが、そんな設定を逆手に取ってレゴだからこそのまるでおもちゃが動き出しているかのようなアニメーション、そして自由な展開やキャラクター達の雑多ぶりとかなり情報量が多いです。

レゴだから出来る事を最大限に活かして楽しんで作ってるのであろう事がこちらにも伝わってきます。

ストーリーはマニュアル人間な作業員である主人公が選ばれしものとして幻のパーツを見つけた事で悪に立ち向かうといった展開。ただかなりテンポよく、話がスピーディーに進み中だるみもなく見やすかったです。

映像もまるでコマ撮りしているかのようなレゴの質感を活かした映像は観ているだけで楽しいです。煙や波までもレゴで表現する徹底ぶりは圧巻!

そして終盤にかけての展開は「そう来たか!」と思わせる構成に驚かされます!

レゴという映像的な楽しさと自由すぎる展開に子どもも大人も楽しめる作品で!
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