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LEGO(R) ムービーのkoyamaxのレビュー・感想・評価

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)
4.5
何の気なしに子供と鑑賞しましたが、、


レゴがそのまま動く感。
レゴ遊びのリミックス。
不意打ちを食らった気分で
なんか凄かったです^ ^


見たことあるいつものレゴで見たことのない唯一無二の世界を作ってるところが最大のみどころ。

レゴの造形は当然ながらCGなのでしょうが、ブロックを使える限り使って実際に組み立てるとこうなる、1コマ単位で動かすとこうなるという夢のような画をみせてくれます。

レゴの海、波、街並み、爆発エフェクト。
なにもかもレゴ。で作った体のアニメーションというだけで、レゴ好きは必見と言っていいんじゃないでしょうか。


あえてコマ落とし風の動きにした、いわゆるコマ撮り的な動きを採用した独自のスピード感。
キャラの可動域の狭さという特性を生かしたラジカルなアクション。
それにより芝居のリズムもハイスピードで展開し他の映画にはないグルーヴ感が味わえます。
好みが分かれるでしょうが個人的にはそこが最も良かったところでした。



市販のレゴは忍者や宇宙船など各コンセプトはありますが買ってきた手持ちのブロックで独自の名前つけてごちゃごちゃの世界であそぶのが実際かとおもいます。

そんな整理されているようでされていない
ミクスチャーな世界観が
真のレゴ遊びっぽい感じでした。


実際のブロックで同じようにすべて作るのはかなり難しいとおもわれますが、
自分が持ってるレゴの延長線上に
同じようなことができるかもしれないとい可能性を子供に感じさせる入りやすさも素晴らしいところです。
一方で昔懐かしい宇宙飛行士キャラを出すあたりもお父さん世代へ目配せ気がきいてます笑


お話にはメタ構造が存在してますが
レゴ、上のお方なる存在、との流れでなんとなく察することができます(^^;)

吹替で観ましたが、テレビで映画を観てきた自分にとってはオールスターに近い声優の方々。
画のみならず言葉のリズム感も気持ち良いです。


鑑賞後、
全てがサイコー!と早速うたいつつ、「レゴムービーごっこ」を始める子供でしたが、結局勝手に自分で作ったごちゃごちゃの設定で独自の世界をたのしむのでした。。遊ぶ人の数だけ自分独自の世界観があるのでしょうねえ。レゴはそういうものかと改めて。

次作も楽しみです。
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