ガーコ

BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅のガーコのレビュー・感想・評価

4.0
前作から3年も経っていたとは…。
きっと長期間を置いたのは、皆さんに悟りを開いて欲しかったからではないでしょうか(笑)

王という身分を外れ、悟りを開くために長い旅に出たブッダ。
途中、多くの民に王として戻って欲しいと懇願されても、悟りを開くまでは戻らないと決意を変えませんでした。

自ら苦しみを得ることで、自分を戒め続けたブッダでしたが、友の死によって考えて改め始めます。
自分の死を受けいれ、命あるものの存在や意味について考えるようになった彼は、ある日とうとう答えを見つけるのです。

この世に生まれてしたものには全て意味があると知ったブッダ。
獣に食われて死んだ友も、獣の血や肉となり他の生物のエネルギーとなるのだと理解します。
意味のない生命は存在しない、人と人、生き物と生き物が出会うことは、そこで何かしらの意味があるのだとしたら。
争いばかり繰り返す人間達も、この世に生を受けたものとして、きっと意味のある存在なのです。

だからこそ、むやみな争いを続けるのではなく、仲間同士助け合い、強いものが弱いものを救えるような世の中になれば良いのにと思います。

ブッダのが開いた悟りの教えは、現代社会で生きる意味を見失っている人々に、救いの一手になるかもしれませんね。

今回も豪華声優人ばかりでびっくり!
松山ケンイチそさん、
真木よう子さんなど、
錚々たるメンバーでした。
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