なんとドイツで購入、アニメではあるが、日本人でも難しいテーマにドイツ人が見ようと思うのか、まずそこが気になったけど。。
さて内容は、決して子ども向けでない重いテーマのアニメ映画。宮澤賢治の文章が流れる度に感動するのは、これはまったく個人的な感慨や経験がものを言うだけ(それほど彼の作品が好き)。映画に関しては、少し狙いすぎてセリフが変だったり、緊張させる間がうまく保たれないのが残念。ただ、この作品はそういう悪い点も多く潜みながらも、アニメという切り口、表現で上手く演出してあり、とても心の深い所で感動を持てた。難しいテーマを選んで映像化したのには、感謝したい。まだまだ日本には埋もれ過ぎている物語がたくさんある。描けない(OKがでない)テーマだろうが、、それでもいつか、こうやってアニメで見たいものだ。多くの無知が少しでも和らげられる。
ちなみに主人公の名前が純平と全く同じということで購入したのは内緒。