いずみたつや

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅のいずみたつやのレビュー・感想・評価

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家族なのに知らなかったこと、家族だから知りたくなかったこと。すべてを曝け出して進む旅の"原動力"が明らかになった時、涙が止まりませんでした。嬉しい言葉っていうのは、大抵口にするのもされるのも恥ずかしい。

父を越えたいという思いと、いつまでも威厳を持っていて欲しいという思いの間で揺れる息子にすごく共感しました。父もいつまでも"男"でありたいものなんでしょう。その複雑な関係に対する最良の選択を見た気がします。新旧の境が溶け合い、人生は続く。