2005年、アフガニスタンにおいてアメリカ軍が現地の武装集団を率いるタリバンの幹部を排除する作戦を実行する。4名の隊員が山岳から目標を探し出すが、基地との通信ができずに現地人と接触する。その結果、4名の隊員はタリバンの兵士たちに囲まれて銃撃に晒される。
序盤のアメリカ軍の基地内のジョークのやりとりもそこそこに4名の隊員の作戦が開始し、現地人と接触してチームの中で意見が分かれ、現地人を解放するまで静かながらも息詰まる状況が続きます。
その後、100名以上のタリバンの兵士たちに囲まれて銃撃戦を繰り広げる様子は地獄絵図で、4名の隊員は撃たれ、崖を転げ落ちて逃げて、観ていて痛みが伝わってきました。崖から落ちるのはスタントの人だと思いますが途中で何度も岩にぶつかって凄く痛そうでした。
この作品の特筆すべき箇所はアフガニスタンにはタリバンに対して屈服しない現地の人たちがいることを描いていることにあると思います。目の前で人がタリバンに殺される姿を見ているはずの現地の人たちが見せる勇気は私たち日本人の想像を超えるものだと思います。願わくば現地の人たちが静かに暮らせる国になって欲しいです。
幾分かフィクションが混ざっているようですが、それでも見ごたえのある作品でした。
鑑賞日:2022年11月9日
鑑賞方法:BS/CS WOWOWプラス