メガさわ

正しい方向のメガさわのレビュー・感想・評価

正しい方向(1981年製作の映画)
3.0
授業で鑑賞。

壮大な自然と着ぐるみのギャップがあべこべで、コミカルで一見バカっぽく見えるけど、色々と考えさせられたような気がする。自然と着ぐるみと動物以外、他に何も出てこないため、抽象的で普遍的な話のように思えた。

作品の中で彼らは動物(パンダとネズミ)の格好をしているけど、その振る舞いや考え方は人間そのもの。道具を作るし、火をおこす。動物も結局食べちゃったりする。洞窟のシーンでは、生物の起源みたいな話をしている。喧嘩や衝突を繰り返した後、結局二人(二匹)は供に旅する事を選んでいる。結局一人(一匹)では生きて行けない、他者と供に生きて行く事を選ぶ。人間の誕生の神話とも被る気がした。

世界中に音を響かせるラストシーンは、新しい世界の創造を匂わせる、象徴的なシーンだったように思う。

って感じの解釈をしたけど…基本的によくわからない、変な映画でした。笑
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