やはり実写化としては異類の出来。役者が強い!
大森南朋の記者と國村隼の刑事周りはとにかく良い。画力。
未知の生物に翻弄される人間社会、やさぐれ記者の主人公と相棒となる人情刑事っていう感じで別に撮ってほしい。
○よかったところ
・ミギーの復活は分かってても燃える。後藤の最期も切ない。
・ミギー味噌汁シーンはいい仕事。
・ 強すぎる田宮良子かっこいい。頭空っぽガールの出番無く、分離弾丸で即殺。
原作では寄生生物の肉体的性質の説明を兼ねていたが、実験する気がなければこれが最善手だろう。
・輪切りにすればはらわたが出るのが常識。常識が守られた。
・三ッ木ー……ハハッ!
■あかんかったところ
・田宮良子をあの角度で撃つと致命傷にならない。
後ろから撃ってもらわないと赤ん坊の受け渡しにも支障が出るでしょうよ……。
・放射性廃棄物はタイムリーな人間の問題(当時はダイオキシン)だと思うが、シンイチにダメージがデカすぎる。あと燃やさない。
・後藤キメセリフばっか言う問題。
これに関しては、ミギー、田宮良子などそれぞれに存在理由の持論があり、後藤の持論のテーマが「なぜ寄生生物は人間を食い殺すのか?」である為とも考えられる。声に出すと考えがまとまるじゃないですか。