ブタブタ

20世紀少年 <第1章> 終わりの始まりのブタブタのレビュー・感想・評価

3.0
せめて監督は別の人ならよかった。
山崎貴・堤幸彦・渡辺雄介・君塚良一が関わってる映画にろくなもんはない。

これがもし押井守監督だったらどうなったろうと。
飽く迄も妄想ですが。

浦沢直樹さんて超売れてるし超面白い漫画描くし超才能ある漫画家だと思うんです。
でもその資質が「自分が描きたいから描く」よりも「人を楽しませる為に描く」その為に「いかにしてソレを描くか」を追求してる作家で、それはJJエイブラムス監督とか「作家」より「編集者」の方の才能がある人だと思います。(元々編集者志望だったとか)
浦沢マンガは謎を散りばめたり風呂敷をどんどん広げていく、その導入部が1番面白いんですよね~。
だからストーリーだったり、そのへんは重要じゃなくて「よげんの書」「ともだち」等のマクガフィンをめぐる、舞台は戦後の日本の高度経済成長期から現代~近未来に至る冒険物語で、未回収のまま忘れられた伏線や矛盾も多いし、ちゃんと答えが用意されてない点やともだちの正体を「お前、あいつか?!」で引っ張る漫画連載とは映画と根本的に面白さのキモみたいな所が違うので映画化に向いてないお話しだったのかも。
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