主演の少女ふたりの瑞々しさが印象的な作品でした。
全国のミニシアターの先駆けとなった岩波ホール50周年を飾る作品です
多くの人にとって、ジョージアってどこ?という感覚ですよね。
10代で親の決めた相手と結婚する女性がいまだに多い国だと知りました。これって、祖母や曾祖母の時代の日本と同じですよね。
貧しくても気の合う友達とすごせる楽しい少女時代はあっという間に過ぎ、母や祖母と同じように夫から暴力を受け、姑からは強いたげられる将来が待っている。
未来には諦めの気持ちしかない。辛すぎる。だからこそ、キラキラ輝く青春が尊くみえてきます。
男性の描かれ方にも注目です。
力でしか気持ちを現せない不幸な存在としてみる、監督の冷徹な視線が光ります。