花咲くころに投稿された感想・評価 - 12ページ目

『花咲くころ』に投稿された感想・評価

A

Aの感想・評価

3.8

内戦による負担から誰もが自分の事に精一杯で怒鳴り喚き散らす中、他者を慮ることができていたのはナティアとエカだけに思えた。
そんな二人の間にも一丁の拳銃があることで彼女たちのある種の暴力的な側面も浮き…

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観ている我々まで何故心硬く緊張し続けなければならないのだろうか。
何故こんなにも、心に深く突き刺さるのだろうか。
何故、彼女らがあの様な事態に陥っているのに、観ている僕らは映像の中に介入して救いの手…

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戦場に咲く花。ジョージア映画にハズレなし。
パンフを読んであの踊りの意味なども知り、さらに深く突き刺さった。時代背景と登場人物ひとりひとりの言動を改めて考えると、じわじわとさらなる感動が得られる。

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よかった。訳もなく走ったら止まらなくなる、ただ嬉しくて笑いながら走る…。家族が鬱陶しい、大人達はいつも不機嫌だ。そんな少女たちの気持ちが、あざとさの欠片もなく映し出されていた。当時のグルジアの情勢不…

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湯呑

湯呑の感想・評価

4.5

1992年、独立直後のグルジアでは政情不安と生活苦で、人々は不満を募らせている。社会変革や自由を求める人々と、旧来からの伝統や風土を守り通そうとする人々との対立も顕在化し始めていた。
こうした不満や…

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小

小の感想・評価

4.2

14歳の少女と銃という似つかわしくない2つを組み合わせて、銃は問題を解決しえないこと、高ぶった感情を昇華する芸術に世界を変える可能性があることなど、とても大切なことを伝えている映画。

ソ連から独立…

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鰯

鰯の感想・評価

4.0

長く明るい日々

少女たちが観た景色、感じたことを丁寧に描いた素晴らしい作品。寄りの映像が多くて、彼女たちの記憶を追体験しているよう。内戦の混乱があっても、大人がみんな苛立っていても、親に内緒で遊ぶ…

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hase

haseの感想・評価

4.0
選択の自由なんてありません、という世界で小さな楽しみや束の間の自由を謳歌する少女たちはとても美しかった。
裸足の季節となんだか重なる。
akekokko

akekokkoの感想・評価

3.8

これって岩波ホール創立50周年記念で上映された、多数の賞で評価されたグルジアの映画だったのね。独立後の1992年はまだ食料不足でパンの配給があった時代、14才のナティアとエカの力強い生きざまを描いて…

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しゅん

しゅんの感想・評価

4.0

ワンシーンワンカットのバストショットを多用することで生まれるであろうスピード感と切迫感。突然の大雨とトンネルの奥の光。ジョージアの独立戦争の影に苛立つ大人たちの中で少女たちがどんな生を選ばされたのか…

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