リッキー

なんちゃって家族のリッキーのレビュー・感想・評価

なんちゃって家族(2013年製作の映画)
4.1
919本目。20190105
新年が明けてから体調がすぐれないため、コメディ作品を鑑賞して笑って元気になろうと思い本作品を選択しました。
アメリカからメキシコまで家族を装えば、国境警備も薄れるのではないかと考え、報酬の金以外に何の結びつきもない4人がキャンピングカーで麻薬密輸をするロードムービーです。

キャスティングは偽父でドラッグディーラー(ジェイソン・サダイキス)、偽母でストリッパー(「フレンズ」出演のジェニファー・アニストン)、偽娘で家出問題児は(ジュリア・ロバーツの姪 エマ・ロバーツ)、偽息子で純粋な童貞息子役(ウィル・ポールター)で、この主要人の4人のキャラクターバランスが巧妙でよくまとまっています。

内容はちょっと下品なので、ドン引きする人も多いかもしれませんが、それ以上に役者のキャラやテンポが最高で好きな人にはたまらないはずです。
何も考えず鑑賞することができて、本当におもしろかったです。
始終おバカな内容と思いきや、きちんと計算されたサービス精神満点の内容です。
徐々に偽家族の中に不思議な絆が生まれ、ラストは…ホッコリします。

息子役のウィル・ポールターはどこかで観た顔だと思ったら、「デトロイト」での最悪警官でした。彼のルックスは一度観たら強烈に印象に残りますね。

ラストのNGシーンでフレンズの曲が流れる演出が良いですね!
ジェニファー・アニストンの出世作TVドラマ「フレンズ」を再見したくなりました。
リッキー

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