欲望に満ちた業界で、彼女が残した爪痕…
アマンダ・セイフライド主演の、リンダ・ラヴレースというポルノ女優の半生を描いた作品。
◎ストーリー
厳格なカトリックの家で育ったリンダ。しかし、彼女には中絶の過去があった。身も心も荒みきった21歳のリンダが出会ったのは経営者のチャック。たちまち恋に落ち、結婚した彼らだったが、チャックには裏の顔があった。普通の少女リンダが、ポルノ業界に足を踏みれた17日間が今、明らかになる…
めちゃくちゃ重い。エロいの観たろって気持ちでは到底みれん作品。エロいどころかどんどん気持ち暗くなる。ポルノ業界が闇なんてことは漠然と理解してるにしても、厳しい現実が描かれている。
同時に、リンダ・ラヴレースを熱烈に演じたアマンダ・セイフライドの女優魂を感じる映画でもある。アカデミー賞なんかで、一般的に評価される類の作品ではないかもしれんけど、彼女のキャリアの幅が大きく躍進したことは間違いないと思う。
日本でも、女優になれると銘打ってAV業へ斡旋するという悪徳なプロデューサーが問題になっている昨今。
テーマとしては異色ですが、ポルノ業界に翻弄され、戦い続けた彼女の存在を知るきっかけに鑑賞してみるのも良いかもしれません。
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