大傑作「スパイダーマン スパイダーバース」の3人の監督の1人 ピーター・ラムジーの長編デビュー作のアニメを遡り鑑賞。
全然注目していませんでしたが、これ滅茶苦茶面白いです。
世界に恐怖を振りまくブギーマンを相手に"ジャック・フロスト""サンタクロース""イースターバニー""サンドマン""トゥースフェアリー"が立ち上がるストーリー。
お伽話アベンジャーズというかスーパー民間伝承大戦という趣きです。
声優にクリス・パイン、ヒュー・ジャックマン、アレック・ボールドウィン、ジュード・ロウで製作総指揮は信頼できる男ギレルモ・デル・トロと超豪華な布陣なのに日本では劇場公開は無かったんですね。
多彩な能力を持つキャラクター達が織りなすスピーディで立体的なアクションが本当に素晴らしく「スパイダーバース」に繋がるものを感じました。
自らが何者かわからないジャック・フロストが自らの生きる道を選択するシーンがグッときます。
子供達が民間伝承を信じなくなると存在が消えてしまうガーディアンズの設定もいいですしラストへの展開も素晴らしいです。
恐怖心の擬人化であるブギーマン、ピッチ・ブラックも素晴らしいヴィランなのですが難を言えば何らかの救済を描いてあげたかったと思います。
気軽に見られてクオリティの高い良作でオススメです。