成田007

スリの聖ベニーの成田007のレビュー・感想・評価

スリの聖ベニー(1951年製作の映画)
3.8
エドガー・G・ウルマーが1951年に製作した『スリの聖ベニー』。主人公のベニーは3人組でスリや詐欺を働きながら暮らしていた。悪事を警察にばれ、追われる途中、教会に逃げ込む。そこで牧師に変装して一難乗り越える。しかし、次に逃げ込んだ所で本物の牧師に間違われ、また、素性を明かせば捕まることもあり、3人はしかたなく牧師生活が始まる。

今作は約80分と短いが、内容がしっかりしていて、テンポがものすごくいい。タイプが違う3人組の見せるかけ合いはどれも面白く、いいコンビネーション。劇中で見してくれる明るいセリフ、行動の数々は、元気がもらえる。ベニーが讃美歌を歌うシーンは感動しました。

登場人物全員がいい人たち、ラストシーンも素敵で、見終わった後、頑張ろうと思える一本。
成田007

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