ツナ缶

早熟のアイオワのツナ缶のレビュー・感想・評価

早熟のアイオワ(2008年製作の映画)
3.0
監督・脚本のロリ・ペティが体験した実話の映画化。今で言う親ガチャだったり、毒親育ちの少女の映画。

あらすじは、アイオワの小さな町のポーカーハウスと呼ばれる家で、たくましく生きる三姉妹の主に長女アグネス(ジェニファー・ローレンス)に起きた出来事を描いていて、気の毒だし、こうした現実があることを訴えている作品。
ラストは三姉妹で家から逃げ出せたけど、自分が芸術家になったのは語られるが、妹たちのその後が語られなくて少しモヤッとする…。
同じレベルの毒親育ちだと悲しくて見てられないし、同じレベルじゃないと「ふーん」って言い方は悪いけど、酷い少女時代だったんだなーって感想しかなくて評論が難しい映画だと思う。
ただ、こうして自分の生い立ちを映画に出来たってのは、人生を振り返った時にプラスだとも思えて、個人的には毒親育ちも陰を落とさなかったから、得るもののあった人生でよかったとも感じてしまう、わりと自分の子供時代も難のある環境だったけど、今の自分の考え方や生き方が、その影響でプラスになったとも思えるから、毒親育ちも自分次第なんだよね。

末っ子を演じたクロエ・グレース・モレッツがかわいかった、この後に「キック・アス」「モールス」と評価が爆上がりするけど、今はそこまで劇的に輝いてはいないかも?。
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